現在では制限が厳しいカラーバット

プロ野球中継を見ていると、バッターボックスに入る選手の中に色のついたバットを持つ選手を見かけます。プロ野球選手にとってバットはグラブとともに大切な野球道具。それぞれに長さや重さなどのこだわりを持っているので、1本のバットにも選手の個性が詰まっています。さらにカラーバットとなると視覚的にも効果的。ただしカラーバットは野球規則で細かく規定されているので、あまり自由にカラーリングすることができません。そうしたバットの色による変遷を見てみましょう。

昭和中期はバットに好きなカラーを選べた

1960年代「赤バットの川上、青バットの大下」というように、往年のプロ野球選手は色のついたバットを使って活躍した時代がありました。バット自体がその選手の代名詞となり、野球ファンをわくわくさせたものです。しかし当時はボールに塗料が付着したり、バックスクリーンに反射しやすかったりとマイナス面も多く、やがてカラーバットの使用は禁止されることになりました。2002年からは限定色に限りカラーバットの使用が認められるようになり、さらに2011年からは、着色は木目が見える範囲での濃さに限定されるようになりました。

金属バットもカラーが限定されている

一方、高校野球などでお馴染みの金属バットも色の規定があります。金属バットは木目、金属の地金の色(金または銀)、黒に限られ、それ以外のカラーは認められていません。高校生が金属バットを使える理由としては、木製バットより折れにくく、価格的にも安いことからで、主に経済的な理由から許可されています。木製バットでも金属バットでも規定以外の色を使ったバットを使用した時は、主審から交換を促されます。

まとめ

野球規則によるとバットの長さは42インチ(106.7cm)以下と定められています。このうちカラーを施す部分は上半分となります。かつては球の当たる部分をチェックするために練習用バットに色を付けた選手もいました。プロ野球では選手個人がバットに多くの思いを乗せ、1本のバットからいろいろな記録が生まれきました。カラーバットも選手の個性であり、色に対してこだわりを強く持っている選手もいることでしょう。一方で、赤や青など市販品のバットでは硬式用でもカラフルな色が発売されています。カラーバットの使用がさらに緩和されれば、野球ももっと視覚的に楽しめるようになるかも知れません。

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